卵巣から分泌される女性ホルモンは、その神秘的なさまざまな作用で女性の若さ、美しさと健康を作り出しています。ところが、50歳前後になると卵巣の機能は廃絶し、女性ホルモンの分泌もなされなくなります。
女性ホルモンの分泌がなくなると、更年期障害をはじめ、高脂血症、骨粗鬆症などが引き起こされ、女性の体にさまざまな機能失調が生じてきます。
これが更年期症候群と呼ばれるものです。そして、これらの機能失調を総合的に管理し、健康を維持するように考え出された医学が更年期医学なのです。
ではなぜこのような事が起こるのでしょうか。これを理解するために、生命の根源をつかさどる女性ホルモンの不思議について解説しましょう。
->女性ホルモンって何だろう? ->更年期になったらどうなるのか?
->更年期以後の健康管理ポイントは? ->更年期における西洋医学と東洋医学の融合